⚫数学/MATH

小学校で「算数」が得意だった子が、中学校で「数学」が苦手になってしまうことがよくあります。数学と算数は単に科目名の違いではなく、それぞれの科目で重視している内容が異なります。算数は「正しい答えを出す」ことを重視しているのに対して、数学は「答えに至るまでの過程」を重視しています。例えば、中学校の数学には「証明」といわれる学習項目があります。これは、あらかじめ示されている答えが本当に正しいのかどうかを論理的に説明する学習項目なので、まさに数学的な学習と言えます。本会では、中学生だけでなく、小学生の授業でも、答えにたどり着くまでの道筋、つまり「数学的な考え方」に重点を置いて指導しています。

⚫国語/OWN LANGUAGE

国語力とは「読む(聞く)力」・「整理(推理)する力」・「答える(話す)力」のことを指します。考えてみれば、この3つの力は、私たちが日常生活で、あたり前のように使っているものであり、国語力が全ての科目の基礎と言われるのも当然なのです。気を付けなければならないのは、学校のテストの成績では本来の国語力が計れないということです。なぜなら学校のテストでは、事前に学習した内容から出題されるので、国語力よりも、むしろ暗記力が要求されるからです。しかし、高校入試では今までに読んだことのない文章を読み、問題に答えなければならないので、本質的な国語力が必要になります。ですから本会の授業では、毎回異なった文章問題を読み解くことで、真の国語力の向上を目指しています。

⚫英語/ENGLISH

小学校から中学校に進学したときに、「中1ギャップ」と呼ばれる現象が多く見られるようになります。これは、小学校では「会話表現」が中心だった英語の授業が、中学校になると「読み書き」が中心になってしまうため、突然英語が苦手になり、嫌いになってしまう現象です。せっかく英語を好きになったのに、授業内容の変化によって、英語嫌いになってしまうのは、非常にもったいないことですし、昨今の高校入試では、英語の難易度が高まっていますので、受験に臨む際の大きな痛手となってしまいます。そのような事態にならないように、本会では、小学生のクラスでも「読み書き」に重点を置いた学習に取り組んでいます。